2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

僕らが旅に出る理由 六つ目

ぼす「shokou5 くん、君の研究は素晴らしい。この最先端の知見をぜひ国際学会で発表してくれたまへ。」 ぼく「やた!初めての国際学会だ!僕の偉大な研究を世界中の人々に大いに知らしめるのだ!!さてさて、開催国はどこだろう?先輩たちはアメリカに行った…

野宿の旅、プライスレス。

島根県から無事帰ってきました。四日間のうち端の二日はまるまる移動に費やした。東京〜出雲の往復の交通費、4600 円、最終日松江で土地の美味と美酒に浸り、これまた 4600 円。宿賃、プライスレス。不思議な時間と金の遣い方である。そして再び研究の日々。…

かはらもののこうた

不思議なことだが野宿をしてゐて朝まで際限無く蚊に刺され続けるかといふと、決してそんなことはない。確かに二三カ所は刺されるのだが、それ以上はどうやらその地域に於ける食糧供給の過剰が生じ辺りは吸飽きた蚊ばかりになつてしまうやうなのである。故に…

ひとつの時間の中にあって幾億も重なる昼と夜

夜の伯備線は生真面目すぎるほどに一歩一歩を確かめながら進む。停車の度に運転手は一両目の先頭へ出てきては、姿を見せぬ降車客を待つ。駅の灯火の他には何も見えず闇の中をただ過ぎ去っていくだけの無数の町たち。僕はこれから先もこれらの町を訪れること…

たびのおとも

タビリエ 松江・出雲 (タビリエ 28)出版社/メーカー: ジェイティビィパブリッシング発売日: 2008/10/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (3件) を見る出雲大社 日本の美術 476作者: 浅川滋男,国立博物館(東京京都奈良九州),文…

THE BON DELUSION お盆は妄想である

ぼく 「先生、一日ほど盆のお休みをいただきたいのですが…。」 ぼす 「Bon!? メンリ僧院を総本山とするチベットの民間信仰のことかね!?」 ぼく 「いえ。僕は日本人ですので、どちらかといえば、仏教と神道の習合的なものですが・・・。」 ぼす 「盆!? き…

君と上手く話せないこと。

北海道でのお仕事終了。夜の飛行機まで遊ぶぜ!と意気込むも UFJ 銀行 ATM サービス停止により金欠。中島公園の木陰で缶ビール飲みながら Buzsaki 読む俺。札幌は真夏でも木陰に入れば快適この上ない。 あとで文学館の吉増剛造展を見よう。昨年は太宰治展に…

真夏の夜の事〜旅の手帳から〜

毎夏恒例となりましたが、明日、札幌へ向かいます。去年の写真を整理していたら、札幌の最後の夜のことが夢のように蘇ってきました。 金曜日の夜。僕は北大の友人にすすめられた北 13 条のピカンティでスープカレーをすすっていた。後から後から滲み出てくる…

26歳無職のデイトリッパー

家を失いかけた僕をネットカフェ難民の道から救ってくれた友人 Lisbon22 くんがインドでよろしくやっているようだ。 8月の夕方に19歳のフランス人の女の子と手回し式の観覧車に乗ることについて - THINGS BEGIN フランス人の女の子のことばかりで、ちっとも…

旦那、免許めぐんでくれんかね?

M. Soupcoff "Brother, Can You Spare a License?" Regulation Summer 2005 より。 小泉義之先生のブログで言及されていたもの。 望まないことをする人々をとめるにはいくつものやり方がある。たとえばそれを差し控えるように丁寧に頼む。訴訟や悪い風評をち…