毎夏恒例となりましたが、明日、札幌へ向かいます。去年の写真を整理していたら、札幌の最後の夜のことが夢のように蘇ってきました。 金曜日の夜。僕は北大の友人にすすめられた北 13 条のピカンティでスープカレーをすすっていた。後から後から滲み出てくる…
家を失いかけた僕をネットカフェ難民の道から救ってくれた友人 Lisbon22 くんがインドでよろしくやっているようだ。 8月の夕方に19歳のフランス人の女の子と手回し式の観覧車に乗ることについて - THINGS BEGIN フランス人の女の子のことばかりで、ちっとも…
M. Soupcoff "Brother, Can You Spare a License?" Regulation Summer 2005 より。 小泉義之先生のブログで言及されていたもの。 望まないことをする人々をとめるにはいくつものやり方がある。たとえばそれを差し控えるように丁寧に頼む。訴訟や悪い風評をち…
*1 夕焼けの色が素晴らしかった。相変わらず写真では再現できない色。駒場より撮影。右が新宿、左が三軒茶屋方面。ベランダに誘い出されて写真を撮って五分もしたらもう薄暗くなっていた。一瞬が勝負。 「自然」科学に携わりながらも、向き合っているのは PC…
万難を排して参加した結果、排した万難 (論文に学会にその他諸々…) が雪崩のように降りかかってきてしまい、ライブレポをあげるのが遅くなってしまいました。もうあれから一ヶ月か・・・!その上、ライブ後の夜には、新橋でいっぱい引っ掛けたり、友人宅に招待…
サニーデイ・サービス再結成だって!晴茂くん (Dr.) 生きていたんだ・・・。無免許スクーターで疾走する三人、泣ける。 そういえば数年前の夏、僕もベトナムの海沿いの町ムイネーを無免許バイクで走りました。セオム (バイクタクシー) を頼んだつもりが、レンタ…
東京国際フォーラムは確かに巨額の税金を投入しただけあって、見ごたえ、歩きごたえのある建物ではあるのだけれど (特にガラス棟の構造設計はすごい)、いざ会議参加者となり、各会場を回らないといけない立場に立たされると、垂直・水平、両軸ともに分断され…
日本神経科学大会で、口演に来てくださったり議論したり飲んだりしてくださったみなさん、ありがとうございました。何人ものかたに身元がバレていたようで、もうブログで名前出してもいいような気がしたです。広いようで狭い業界ですし、どうせ書いている内…
万難を排し参加。 エレファントカシマシの夏秋の野音イベントは毎年の恒例行事なんだけれど、開演二時間前にやってきたのは初めて。早めに来るとリハが外で聴けるという特典があるのだ。 というか宮本氏声でかすぎ(笑)。日比谷駅出てすぐの芝生の憩いのスペ…
俺なりに頑張ってるのだ。といっても包括的な「俺なり」なんてのは当の俺しかわからなくって、周囲の人々は様々に分断された俺たちのうちのどれかひとつを見ているに過ぎない。研究室での俺、バイト先での俺、家での俺、バンドでの俺、友人の前の俺、恋人の前…
昨日は締め切り間際に書類を提出しに行ったら、sumidatomohisa さん、 boy-smith くん、その他授業や勉強会などで馴染みの人たちが集まっていて、みんなこの数日、あるいは数週間、苦労したんだろうなあ、といった感じでげっそりしていて、愛おしくなってし…
自由と喚いている不自由がここにある。というわけで。 夜中のコーヒーを濃いブラックにして。 明日が学振*1の申請締め切りということで二徹で書類書いてます。 金が〜欲しくて〜徹夜して〜落ち〜る〜だけ〜。 *1:勤労貧困な現状脱出の唯一の手段!
ホームへ降り立って、なんだかくすぐったいような罪悪感を覚えて立ち止まる。多摩川に程近いその駅には栗の花の匂いが立ち込めていた。闇の中に白い花がぼうっと浮かんで見える。幼いころ僕の家の前には栗畑が広がっていて、この季節には家の中まで匂いが立…
地表面の七割は水 人体の七割も水 われわれの最も深い感情も思想も 水が感じ 水が考へてゐるにちがひない大岡信『故郷の水へのメッセージ』 雑誌に投稿していた論文にコメントが付いて戻ってきた。2 人の査読者のうち 1 人はべた褒め、と見せかけ結構突っ込…
昨年の Natural High! は山も水も天気も (朝、東京を出発するときは土砂降りだったのに、向こうについたら快晴!) ご飯も音楽も最高で、今年も誰が出るか、とかは関係なく参戦する予定なので、その計画を立てよう、ということで中目黒に結集。僕が大学を出る…
Uで彼は、絵画に政治がコード化できるのを初めて知り、ソナタが生けるヒエラルキーのように幾層にも分かれていくのを初めて聞き、文章がリズミカルに連動していくのを初めて感じた。他人の肉体の濡れたシャミーレザーに初めて自分自身を埋め込んだのもここ…
確かにその通りかもしれません。しかし、信じることは、また、幸いへの唯一つの道でもあります。信じるひとよ幸いなれ。
知識の構造化云々のこうちょうせんせいのお話は半分夢の中だったけれど、新設の数物連携宇宙研究機構の村山斉先生のお話は鮮やかで前向きでとても清々しかった。ダークマターとかダークエネルギーといった正体不明のものが宇宙のエネルギーの大半を占めてい…
日本武道館で博士課程の入学式。 千鳥ヶ淵の桜はこの数日度重なった風雨でほとんど散っていたけれども、枝にうっすらと桜色が残っている。いい加減、入学、おめでとう、などという文句も気恥ずかしく、煩わしくなった歳なので、この程度の晴れやかさ、ちゅう…
と講談社現代新書のように高らかに名指し得るものがあるのか、僕には皆目わからない。*1 前回のネッド・ブロック Ned Block の翻訳に自然種 natural kind という語が出てくる。これまでも何度も様々な本で目にした語であるが、いまいち、自然種とは何か、が…
Consciousness, accessibility, and the mesh between psychology and neuroscience Block N. Behav Brain Sci. 2007 Dec;30(5-6):481-99; discussion 499-548. 『Behavioral and Brain Sciene』の昨年の最終号で、意識のアクセス可能性を巡ってネッド・ブロ…
紆余曲折ございましたが、わたくし、本日をもちまして修士課程を修了いたしました。来年度からも同じ研究室の博士課程に進学いたしますので生活が大きく変わることはないのですが、漸く今日になって自分の中で一つの区切りとしての実感が芽生えました。 この…
犬も食わねえ日常の垂れ流しで有限の WEB スペースを食い潰す輩は氏ね、と友人は鼻から紫煙を吹きながら、言った。わっく!朝から晩まで論文執筆の緻密な作業、一言たりとも疎かにせず。もうくらくらしてきた。回顧懐古。 夜勤明け日曜朝からバンド練習。健…
2月に29日は存在しない。今日は2月28日のつぎの日で、3月1日のまえの日だ。従って今日は存在しない。カレンダーにないいちにち。ぽっかり宙に浮いたいちにち。まったく自由ないちにち。太陽系をつくった空飛ぶスパゲッティ・モンスターから4年に1度届くプレ…
哲学の授業と喫煙所でよく顔を合わせていたミスター・ロンリーもといミスター論理こと id:at_akada さんが論理学を切れ味鋭く振り回しているのを見て羨ましくなり、戸田山和久『論理学をつくる』を買った。この本をきっかけに akada さんは僕が到底届き得な…
昨夜は資料集めのために初めて本郷の文学部図書館に行ってきた。読みたくても身近になかった本が地下の書庫にみっちりと背を並べていてひどく鼻息が荒くなった。こういった知識の大洪水を前にすると一生かけてもとても吸収しきれない量に絶望すると同時にわ…
End Of The DREAMSアーティスト: フラバルス出版社/メーカー: Columbia Music Entertainment,inc.( C)(M)発売日: 2007/06/20メディア: CD購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (10件) を見る友人から借りた金を手に、夕暮れコンビニに向かい、あさ…
絵はレンブラントによる『ほうとう息子の帰宅』である。 ほうとう息子である shokou5 はあり金をすべて持って、やや遠い国に旅立ち、そこで盆地の寒さに負けてほうとうを一杯食べて、財産のほとんどを使い果たしてしまった。次の日から、shokou5 は食べるに…
最近、このつつましやかなブログにアンドリューを名乗る男がわけのわからないスパム・コメントを大量に寄せてくる。どこかにリンクを張っているようだが、はてなのコメント欄はハイパーリンクを受け付けないので、まったくもって無駄である。迷惑なやつであ…
城が好きでとにかく城下町は旅のルートからけして外さないので、今までいくつも名城と呼ばれるものを見てきたのだけれど甲府城ほどその石垣に見惚れたことはなかった。天守閣が再建されていないため石垣が強調されるせいもあるだろうし、雪に埋もれた城郭を…