僕の小規模な失敗

昨夜は資料集めのために初めて本郷の文学部図書館に行ってきた。読みたくても身近になかった本が地下の書庫にみっちりと背を並べていてひどく鼻息が荒くなった。こういった知識の大洪水を前にすると一生かけてもとても吸収しきれない量に絶望すると同時にわくわくするのは何故だろう。次々に本を手にとって眺めていたら、貸出時間の終わりにちょっと遅れてしまい、司書さんに軽いお小言をいただいてしまった。借りた本。

Introduction to Typology

Introduction to Typology

Universals of Language (The MIT Press)

Universals of Language (The MIT Press)

Interfaces + Recursion = Language?: Chomsky's MiniMalism and the View from Syntax-Semantics (Studies in Generative Grammar)

Interfaces + Recursion = Language?: Chomsky's MiniMalism and the View from Syntax-Semantics (Studies in Generative Grammar)

Fuzzy Grammar: A Reader

Fuzzy Grammar: A Reader

こりゃ読みきれないな。本道を窮めずしてこんなのばかり読んでていいのかしら。資料の選択にも性格が出る。
やっぱり本郷は研究するのに適した環境が整っている。構内に 24 時間営業のコンビニもあるし。キャンパスも格調高く身が引き締まる。駒場は (質はともかくとして) スケールを小さくした文学部や理学部がひしめきあっているだけのよう。ちょっと前、友人と駒場リストラ計画を黒板に書き出して遊んだのだけれど、ほとんどのセクションが本郷に吸収合併という結果だった。残るのは表象文化だけだったっけ。ハスミ表象文化研究所として残存が決定。駒場はこじんまりとしている分、分野間の垣根は低い、のかなあ?確かに最近はかなり多くの分野の方と勉強会などをやれているので、楽しいんだけれど。
これだけ意気込んで本を借りてきたのに夜寝る前に手に取ったのは
僕の小規模な失敗

僕の小規模な失敗

「…うううう…うう…う〜ん」
「わかってる…わかってる…ごめんなさい…」
「…たぶんもう…ムリだ…」
「…さみしくて死にそうだ…」