キャンプ!やかん!!裸眼!!!


昨年の Natural High! は山も水も天気も (朝、東京を出発するときは土砂降りだったのに、向こうについたら快晴!) ご飯も音楽も最高で、今年も誰が出るか、とかは関係なく参戦する予定なので、その計画を立てよう、ということで中目黒に結集。僕が大学を出る頃には友人たちは既に一軒目で飲み終わった後で、別のバーに移る。
ここでかかっていた音楽が素晴らしくて、僕たちは一曲一曲かかるごとにノリノリになってお店を半分クラブ化させてしまったのだった。ここのマスターにいろいろ教えてもらったし、今回は食べなかったソウルフードも気になるので是非また来たいな。
 

Jose Feliciano "Golden Lady"
同じく盲目の Stevie Wonder のカバー。原曲は勿論名曲なのだけれど、小奇麗な音作りが不満といえば不満だったので、泥臭さも感じられるこのアレンジに大満足。
 

The Isley Brothers "Love The One You're With" *1
もともとは Stephen Stills の作品だけれど、僕らが最初にこの曲に触れたのは Tokyo No.1 Soul Set の「黄昏'95〜太陽の季節」のサンプリング・ネタで、だった。
 

James Cotton "The Creeper"
Maddy Waters とも一緒に演奏していたブルースハープ奏者。ライヴ盤がずっとかかっていたけれど、すごく熱かった。ハープいいなあ。ドラム叩きながらハープ吹くひとっているんだろうか。やってみようか。
 
といった感じで店を出る頃にはすっかりアガっていたので、駅まで、みんなで曽我部恵一 BAND の「魔法のバスに乗って」の PV の真似をしながら歌い叫び練り歩く。

この PV ではドラムのオータさん以外は全員楽器を持っているけれど、僕らは当然、全員、エアーで、ばっちり通行人の注目を集める。SNOOZER で、曽我部さんが、最近の若い人たちはみんな My Spaceエレクトロニカ、ばっかりでつまらない、と言っていて、他にも歳に相応しからぬ熱いことばかり言っていて、僕は立ち読みしながら半分泣きかけたのだった。だって、全部がエレクトロニカになっちゃったら、こんなとき、みんなで何を歌えばいいんだろう。
 
というわけでそーなるって事はもーあれだ熱めのカラオケ!妥当な線として。とか言いながらカラオケ屋へ雪崩れ込むも、みんな歌いたかった曽我部恵一サニーデイも全く揃ってなくて、でもまあテキーラッ!!ハメ外しちまおうなんつってノリでテキトーにやってるとクーラーとヤニの匂いにまみれてこんな曲かかったりしてね。

 
カラオケが終わってそのまま友人宅で眠る。朝、僕は友人が寝ているうちに家を出る。あれ、そういえば、キャンプの計画、聞くの忘れてた。唯一決まっているのは、僕は去年に引き続き、やかん係だということ。やかんはキャンプに欠かせない。俺がいないとコーヒーも飲めない。ラーメンも食えない。責任重大だぜ。そういえば昨年は待ち合わせ時間の10分前に友人からの電話で起こされて、ほとんど寝袋とやかんだけ持って家を出たのだった。おまけにメガネを落として踏まれて壊れてしまい、「メガネなんて Natural じゃないものは破壊すべきなのだ。裸眼だ、裸眼、野外フェスは裸眼に限る!Natural High!」などと負け惜しみを叫んだのだった。よくよく思い起こせばひどいキャンプだった。

*1:映像は他アーティストによる Isley-oriented なカバー。ややこしい。