THE BON DELUSION お盆は妄想である

ぼく 「先生、一日ほど盆のお休みをいただきたいのですが…。」
ぼす 「Bon!? メンリ僧院を総本山とするチベット民間信仰のことかね!?」
ぼく 「いえ。僕は日本人ですので、どちらかといえば、仏教と神道の習合的なものですが・・・。」
ぼす 「盆!? きゅうりやなすに乗って祖先の霊が冥界と行ったり来たりするとかいう俗信のことかね!?」
ぼく 「ええ、まあ。僕は精霊馬は作ったことはないですけれど・・・。」
ぼす 「君は自然科学に携わりながら、よく恥ずかしくもなく盆などと口に出来るものだな!!だいたい一日ほどというような曖昧な表現は・・・」
ぼく 「いや、これは信仰とは別の問題でして、単に日本社会における慣習的な・・・」
ぼす 「とんでもない! きみはリチャード・ドーキンスの 『THE GOD DELUSION』 つまり、 『神は妄想である』 を読んでいないのかね?NOMA、つまり、 nonoverlapping magisteria、つまり、重複することのない教導権、つまり、スティーヴン・ジェイ・グールドに代表されるような科学と宗教の支配する領域を峻別し互いに侵犯することのないように求める妥協的な態度、というのは最終的には科学における真理を追究する理性的な判断を曇らせ愚非合理神狂信蒙昧*¥#@&#%$¥!!!!!!!!」
ぼく 「わかりましたよ・・・、お盆休みは結構です。そのかわりに、夏休みをいただけないでしょうか?」
ぼす 「ん?夏休み・・・つまり、summer vacation のことか・・・。うむ。それは合理的な判断だな。よろしい。休みたまえ。」
ぼく 「(ほっ) ありがとうございます。」
ぼす 「ところで夏休み、つまり summer vacation に君は何をするのかね?」
ぼく 「出雲大社に参詣しようと思います。」
ぼす 「許さんっ!!!

というわけで、出雲へ行ってきます。
ムーンライトながらのシステム変更により、指定席券 (売り切れ) なしでは乗車することが出来なくなってしまったので、夜行バスで大阪まで行き、そこから一日かけて青春 26 きっぷで出雲まで。17 日が本殿特別拝観の最終日なのでなんとか辿りつかねば。そのあとの日程は未定。あ、上のやりとりはフィクションですよ、全部・・・。

ボス ボス ボス それはないでしょう
そんな言い方ヒドイわ
ボス あんたの下で おいら働いてるんだぜ 朝から晩まで
ボス ボス ボス まったくしけてるぜ
これじゃあんまりだ
青春がだいなしだ