SUBMERGE Live In Japan

ジャズはライブ！ロックもライブ!! そしてやっぱりテクノもライブ!!!
なのです。
いや〜こんな昂揚するライブ盤は久々です。
Los Hermanos、Electrofunk、Galaxy 2 Galaxy と SUBMERGE レーベルから強豪3組が勢揃い、1年前(2005年2月13日)恵比寿リキッドルームで行われた伝説のライブが収められています。
告知を見て行こうか行くまいか迷っているうちにあっという間に売切れてしまったあのライブです！あ〜何で早くチケット買わなかったんだろう。行けなかった人も行かなかった人も、このCDを聴けば激しい後悔と感動の渦の中、慟哭すること間違いなしです。
　
アルバム『On Another Level』も秀逸だった Los Hermanos はぐっとラテン・テイストを強めて昂揚を煽る。彼ら独自のラテン・リズムとゴスペル和声とのブレンドが、なぜか宇宙を志向してしまっているのが素晴らしい。この熱いライブを聴けばサンタナや WAR からの影響を受けているのにも納得です。
SUBMERGE 社長のMr.De' 率いる Electrofunk はデトロイト・テクノにヒップホップ、レゲエを絡ませて多彩なステージを展開する。歌もラップもあまりうまくないが、飽きさせないステージ。｢Sex On The Beach｣のレゲエ・アレンジはなかなか洗練されている。
そしてやっぱり白眉は Mad Mike 率いる Galaxy 2 Galaxy！ 名曲「Hi-Tech Jazz」は昨年のファースト・アルバム*1『A Hi-Tech Jazz Compilation』に収録されたヴァージョンを遥かに凌駕する出来。シンセのインプロヴィゼーションは鳴りやまず、そこに藤原大輔の卓絶したサックスが絡む！怒涛の様な歓声!!気付けば身体は地球を遥か離れ、スペース・トリップへ。このライブを聴いて初めて「Hi-Tech Jazz」の名曲たる所以に得心が行きました。
しばらくはこれだけでご飯食べれます。
　
こちらで全曲試聴可能。
　　http://www.cisco-records.co.jp/docs/topics/techno/submerge_live.php
一聴しただけで欲しくなるので危険！

*1:とは言え結成10年以上。