2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

本日の古本@河野書店

カール・マルクス『共産主義者宣言』 金塚貞文の新訳で。岩波文庫の小難しい活字の雰囲気に浸るのもいいけど、21世紀の今こそポップに楽しもうというわけです。 ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『反哲学的断章―文化と価値』 これは文庫化されてないみた…

逆チューリングテスト

ここのところ解析のためのプログラミングに追われる日々です。プログラミングを毛嫌い(食わず嫌い)していた僕ですが、なんとなく面白みが解ってきました。謂わばコンピュータとの会話ですね。もちろんコンピュータに情緒を感じることはできませんから、いか…

パンとサーカス

タワレコ・ポイントカード満タン。 今年も沢山踊らされました。万歳。

天の岩戸

また一つの太陽の輝きが消えた。 その時僕は生命の狂騒の中にいた。 一年の間で、昼が最も短く、夜が最も長くなるこの季節にクリスマスが行われるのは偶然ではない。悪霊の駆け廻る暗黒への接近が極大に達し、太陽が再び力を盛り返そうとする冬至の日。古代…

ご予定

22〜25: Lust Christmas

「アインシュタインと共にダーウィンを超えよう」

論理思考と認知に関する国際シンポジウムで東京大学の金子邦彦教授が表題のようなでかいスケールの話をしてました。アインシュタインのブラウン運動に関する考察をもとに現代の進化理論に再考を迫る内容です。 我々は表現型だけが表立った淘汰の対象と考えて…

巨匠らと会う(2×2)

一昨日は横浜トリエンナーレの最終日だったこともあって奈良美智さんと村上隆さんという現代美術を代表するお二人と遭遇することができました。 昨日は慶應義塾大学で行われた論理思考と認知に関する国際シンポジウムに参加しました。なんと科学界を代表する…

ポリリズム

稚拙なプログラミングなぞに闘志を燃やしていたら終電に乗り遅れた。横浜駅から自宅まで国道を二時間歩く。ずっとthe verveのSweet bitter symphony*1(四拍子)を歌いながら足取りは三拍子をキープ。充分職質レベル。パトカー通りかかってもくじけない。 *1…

我愛水菜。

てなわけで忘年どころか鬱憤溜まる会でしたので、恵比寿で一人忘年会しなおし。 Transit Cafeで一人飲んだくれる。うめーなあ、この白ワイン。むむ、名前忘れたわ。荒んだ僕を優しく受け入れてくれてありがとう。 んで〆にAFURIで傷口に擦り込むが如く塩ラー…

暴言。

エレファントカシマシ「so many people」 幸か不幸か僕ら 島国の生まれで 恋も革命もいずれ 一国に尽きる運命かい? So many people / 宮本浩次 青い書生の愚痴なのでスルーしてください。 でも、ピースフルに生きたいのです。だから。 「ふいんき読めない人…

Nujabes『Modal Soul-2nd Chapter Of Metaphorical Music-』

2005年も終わろうとしている中、ベストに躍り出ました。 ピアノを主体にした、じゃずぃーなHIP HOP。特にshing02との「LUV(sic)pt.3」は必聴。流麗なバックトラックと有機的に絡み合ったフロウが飽くことなく続いていく。ドラムのループもとても柔らかな音質…

脳ミソ大航海時代

「脳機能マッピング」という言葉に象徴されるように、現在、脳科学においては、数々の島が「発見」され、新たに見出された大地に自国の旗を立てていく作業の真っ只中である。脳の後方は、「視覚帝国」に完全に植民地化された。脳の前方は未踏の地が多い。植…

ブルー以外に憂鬱の色があればいいのに。

私、なんだかグリーンな気分なの。そう呟くと彼女は森へ向かった。パープルな彼は今日も煙草のもやの中。ブルースならぬレッズが浦和の哀歌。そこの君、いつまで立ちすくんでいるんだい?イエローは「注意して進め」だぜ。見てごらん、ビルの向こうにメロン…

デカルト劇場の誤謬

心をブラックボックスに仕立てあげたのは、進化でも、知的計画でも、誰でもない、我々自身である。さながら体のいいゴミ箱と言った次第だ。見たくないもの知りたくないもの何でも放り込めるし、便利だよね。藤子・F・不二雄『ドラえもん (36) (てんとう虫コ…

通信簿が来ました。

そろそろ学期末ですね。通信簿にどきどきしていた小学校の頃を懐かしんでいる方はやってみてください。 http://110129.com/tu/ 平成17年度通信簿 名前:shokou5サン - 国語1★ 話す内容が意味をなしていない - 社会4★★★★ 地域の発展についてよく理解している - …

君や僕をつないでる緩やかな止まらない法則(ルール) 

小沢健二『dogs(旧題:犬は吠えるがキャラバンは続く)』 海岸を歩く人たちが砂に 遠く長く足跡をつけていく 過ぎていく夏を洗い流す雨が 降るまでの短すぎる瞬間 真珠色の雲が散らばっている空に 誰か放した風船が飛んでいくよ 駅に立つ僕や人ごみの中何人…

久石譲&新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ@みなとみらいホール (2005/12/5)

まさかはてなダイアリーにおける最初のライブコンサート評が久石譲になろうとは。イベンターさんの繋がりで招待券貰ってのこのこ聴きに行きました。タダなら行かねば。コンサートと名のつくものは久方ぶりである(会場内でビールを飲めないのは苦痛であった…

メモ

馬鹿には会いたくないというのなら、まず自分の鏡を壊すことだ。 フランソワ・ラブレー

文法特異的な発達障碍はある(に決まっている)。

Lexical word formation in children with grammatical SLI: a grammar-specific versus an input-processing deficit? Heather K.J. van der Lely, Valerie Christian Cognition (2000) 75 33-63 要約 SLI (specific language impairment:特異的言語発達障…

立花隆の細胞にミトコンドリアは存在しない。

Y染色体ついでに。 http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/051130_tennou/index5.htmlより。 こういうばかげた主張を封じるために、女性天皇容認論者は、神武天皇Y染色体より、はるかに貴いのは、天照大神由来のミトコンドリアであり、これは…

神武天皇Y染色体の幻想

産経ニュースより (id:loi_loiさん経由) 「皇室が成し遂げているのは千数百年にもわたり、ほとんど同じ『Y』を受け継いだということ。われわれが直面しているのは、千数百年もの間純粋に受け継がれてきた『Y』を、いま絶えさせていいのかという問題だ」(…

「あ…」「あん…」 脳は騙せない。

脳は優秀な予想屋です。外界に適応していくためには、常に外界の環境を察知し、次なる状況を予測しなければなりません。 これは言語に接しているときも同じです。すばやく文の内容を理解していくためには、予め文脈から次に来るだろう言葉を予測しておくこと…