認知言語学

生成文法も碌にマスターしていないのですが、認知言語学の勉強も始めてみることに。Johnson&Lakof (2002) "Why cognitive linguistics requires embodied realism"でも読んでみる。ことによればこちらのほうが脳科学と親和性があるかも知れないし*1
昨日、黒田航氏の痛烈な生成文法批判 ("「言語の生得性」に関する(得てして不毛な議論に関する) 覚書") を読んで、もっともな点も多く感じたのです(黒田氏はLakofに対しても批判をされているようですが)。
ちなみに僕は言語学理論の優劣を述べるほどの立場にないし、脳科学に落とし込める、もしくは脳科学で説明可能な理論を経験的に探っていきたいと思っています。僕の実験結果に関して、生成文法以外の、よりエレガントな説明があれば、是非耳を傾けたいと思います (論文提出にはまだまだ時間がかかりそうですが) 。

*1:しかしどうなんでしょう、脳科学で言語を扱ったものだと、生成文法派が圧倒的に優勢な気がしますが。情報にバイアスかかっていますか?認知言語学に詳しい方、ご教示ください。