ダライ・ラマ、神経科学学会にて歓迎を受ける。


Yudhijit Bhattacharjee
Science (2005) vol.310, No.5751

 
先日、神経科学会(Society for Neuroscience)での、ダライ・ラマ招待講演を巡る騒動についてお伝えしましたが (http://d.hatena.ne.jp/shokou5/20051115/1132053586) 先週のScieneの記事に依れば、当日、大きな混乱はなく、会場からは暖かい歓迎を受けたようです。反対派の動きとしては、何千枚もあるポスター発表のうち、6枚が抗議の文を掲げてキャンセル及び、一人の学生がポストカードを持って抗議、という程度ということで、まあ招待賛成派の僕としてはほっとした次第です。
ダライ・ラマは、神経科学と宗教がお互いの理解を深め、人々がネガティブな感情を抑え、ポジティブな感情を持つことを促進するような道を見出そうと訴えたそうです。
曰く「人は外界の出来事については興味を持って何十億もの金を費やしているが、内界にこそ発見すべきものがある」とな。
この記事の記者の名前ってチベット系かな?ややバイアスかかってるかも。チベット人がどんな名前かも知らずに言うのもなんですが。
これからも神経科学学会は「神経科学と社会との対話」と題された企画を続け、セレブリティを招き、注目度を高めていく戦略のようです。なんと、来年の講演者として、建築家のフランク・ゲーリーが予定されているそうです!ダライ・ラマも興味あったけれど、フランク・ゲーリーは是非聞きに行きたい!!*1

*1:ラボのボスは時差ボケと厳戒態勢とに萎えてダライ・ラマは見ていないそうです。来年はこの学会に学生のポスター発表を出そう、と言っていたので、頑張ってポスター仕上げて、フランク・ゲーリーを見にいこう!