東京国際フォーラム (ラファエル・ヴィニオリ設計)

東京国際フォーラムは確かに巨額の税金を投入しただけあって、見ごたえ、歩きごたえのある建物ではあるのだけれど (特にガラス棟の構造設計はすごい)、いざ会議参加者となり、各会場を回らないといけない立場に立たされると、垂直・水平、両軸ともに分断された構造が障壁となって、なかなかフラストレーションがたまる。特に視覚的に目的地が捉えられるにも関わらず、そこへの到達にはかなりの迂回路を強いるというのはあふぉーだんすの観点から批判されるべきでは。でもヴィニオリさんが見せたかったものは、よく、伝わりました。