駒場5年目

食事
朝:実家で食べたけれど記憶なし
昼:肉まん
夜:牡蠣と青梗菜のオイスター炒め定食+ビール(菱田屋)
 
遺伝学の集中授業。駒場名物石浦章一先生。
思えば大学に入って一番最初に受けた授業が石浦先生の生物学で、いきなり「すげえなあ、大学って」とナイーブに衝撃を受けてしまったのだ。そして見事に石浦先生の口車に乗せられて生命/認知科学科志望に。思えば今の所属研究室も1年の1学期に素直に知的好奇心をくすぐられた先生のところである。なんて純情なんだ。
良し悪しは別にして、本郷に進学した人たちというのは大学1年生のときのナイーブな感動(if any)とは切り離された場にいるわけで、僕は初めて駒場に残った意味を噛み締めたのである。
知性というものをとことん物質的に還元しようという、4年前と変わらぬ、石浦先生の力強い思想に、奮い立たせられるものがあった(よしにつけあしにつけ)。分子生物学から離れた僕にも分かり易い授業(しかも大学院レベル)を展開する腕も相変わらず。こんなに寒くなっても半袖ポロシャツというのも相変わらず。
夜はfMRIの被験者。わけのわからぬ人工言語を耳から流し込まれ、覚えたくもないのに覚えてしまった。
 「ぼぼがつとる」
 「めめがへひった」
非倫理的な実験であった。