画樱花以消憂


今朝、目を覚ますと部屋は不吉に薄暗く、体は冷え切っていた。雪が舞っていた。湿った雪道を歩きながら思う。寂しさを伝えることすら出来ないのが本当に寂しい。心にまで酷い底冷えが及ぶ。キャンパスの裸の銀杏並木を見ていたら何だか堪らなくなった。花を咲かせることにした。

もうちょっと手間暇をかけて巧くやりたいものだけれど、この程度でも慰みにはなるものだ。