大脳前頭葉の欠損などないと信じたい。

永遠に呪われたい亡命者の記録さん経由でMSN毎日インタラクティブより。

セクハラ:脳科学の教授を免職処分へ 北海道大学
脳科学者として知られる沢口俊之・北海道大大学院医学研究科教授(47)が大学の女子職員にセクシャルハラスメント(性的嫌がらせ)をしていたとして、北大が諭旨免職処分とする方針を決めたことが31日明らかになった。沢口教授は辞職願を既に提出しているが、代理人の弁護士によると、「セクハラの事実はない」として31日にも大学に異議を申し立てる。

北大によると、沢口教授は05年7月ごろ、女性職員の自宅を訪れるなどして関係を持つよう数回迫った。拒否されると、「辞めてしまえ」などとどなりつけたとされる。

女性職員は同年9月に学内のセクハラ相談員に通知。セクハラ等防止対策室に調査委員会を設置し、調査した結果、セクハラの事実を認定した。今月22日の教育研究評議会で処分を決め、本人に通知した。

沢口教授の代理人は「女性の方からアプローチがあり、女性の意に反したり、教授の立場を利用して関係を迫ってはいない」と話している。辞職願は18日に出された。4月1日までの2週間以内に取り下げないと正式に受理され、諭旨免職前に自主退職扱いとなる。

記者会見した北大の南俊夫広報課長は「諭旨免職は2週間以内に異議申し立てがないと確定するが、その前に辞職願が取り下げられないと自主退職の扱いになる」と説明している。

沢口教授は「平然と車内で化粧する脳」や、阿川佐和子さんと共著の「モテたい脳、モテない脳 (新潮文庫)」など、脳科学を分かりやすく解説した著書が多数ある。【千々部一好】

…う〜む。澤口俊之先生ご本人は否認されているようだけれど、この状況では「大脳前頭葉の傷害が人間性の欠落を引き起こす」という自説を声高に主張するのは難しくなりそうだ。
Science、 Nature Neuroscienceなど有力雑誌に論文を発表してきた優秀な研究室が消滅するとすれば、日本の脳科学界にとっても大きな損失となるだろう。とはいえ、彼の著書・雑誌などにおける発言によるマイナスと研究業績におけるプラスのどちらが大きいのかは僕には測りかねる問題なのだけれど。
果たして[脳]のカテゴリーに入れるべきかどうかはloi_loiさんと同じ逡巡。