ミニマリストを極小的に復習。

 

 
 
外池滋生先生の集中講義。4日間でミニマリスト入門から数量詞に関する応用、日本語のScrambling、日英語の比較まで。
今日は主に Radford の 『Syntax: A Minimalist Introduction』 と 『English Syntax:An introduction』 を流す。一日でこれだけ網羅するというのはすごいハイペース。ただ 『Syntax: A Minimalist Introduction』のほうは3年前に読んでいたので、忘れていたところを復習する感じで。VP-shell とか、すっかり忘れていたので、思い出せてよかった。
English Syntax:An introduction』のほうは2000年以後の理論的変更点のみ扱う。さすがに全部読むのはかったるいと思っていたので、手っ取り早く、変更点だけ掴めて助かる。Probe-Goal Theory と Phase の概念あたりが要復習。
Bare Phrase Structure という考え方では変数→終端記号の規則を終端記号そのもので置き換えてしまうようだけれど、これはチョムスキー標準形の美しい形を壊してしまうんじゃないか。理論的な美しさに関する方向性がよくわからない。
それにしても主語も目的語も動詞も、よく、まあ、動く、動く。