Red Hot Chilli Peppers Live 20070606 @ Tokyo Dome

…の撤去作業をしてきたゼ!(空中キャンプ風)
 
撤去

 
レッチリの音自体はライブ後盤の "By the way" 、(恐らくフリーの吹く) トランペット、アンソニーの激しいラップが聴こえた程度。まあ昨年の FUJI ROCK では最前列で楽しめたのでヨシトスル。ドーム前の本屋はレッチリ特集の雑誌からスコア、アンソニーの自伝までを前面に押し出してお祭りみたいだった。
 
何よりドーム級アーティストの祝祭の後の泥臭い現場を体感できたことは貴重だった。ドームはそもそもコンサート用の場所ではないので、ライヴ後はまっさらな状態に戻さなければならない。ライヴ・ステージというのは何トンもある鉄骨を数十メートルの高さまで組み上げたもので、どう考えても一日で作ったりバラしたりするには無茶で不可解な構造物なのである。頭脳というよりも肉体がこの不条理に疑問を発する。
以前、東京ドームの人工芝を敷き詰めるバイトもしたことがあったが、東京ドームの広さはフィールドに立って作業をしてみなければわからない。これをもって初めて「東京ドーム○個分」の規模が実感されるのだ。
 
仕事明けの早朝、当日払いの給料を握り締め松屋で豚テキ定食とビールを。早速一時間分の給料が消えていく。ここ何週間かの節約のために胃が縮小したのか、腹十二分でご満悦。こうやって日々をやり過ごして老いていくのかと思うと、生活の滑稽さを噛み締めずにはいられない。
 
「僕のした単純作業が この世界を回り回って まだ出会ったことのない人の笑い声を作ってゆく」とステージの上で呑気に歌える桜井和寿のセンシティヴィティのなさには失望を隠せない今日この頃。