音楽

The Campfire Headphase/Boards of Canada

マイク・サンディソンとマーカス・イオンによるボーズ・オブ・カナダ(BOC)の3枚目のフルアルバム。 ヒップホップ・ビートの効いたエレクトロニカに生音を豊富にサンプリング。ギターの音がフィーチャーされている曲が多いが、エフェクトがかかり、ゆらめい…

Life Force / DJ Nick the Record

久しぶりに棚から取り出して聴いた。1999年リリースのMix CD。 Nick the Record はUK HOUSE の初期から活動するDJ。Life Force とは彼がレジデントDJを勤める名パーティー。告知はフライヤーを少量撒くだけだったり、ヒマラヤで開催したりと、きわめてアンダ…

Crazy Love/Ray Charles & Van Morrison

文句なしのコンビネーションです。作為なく真正面から歌い上げて、それで完璧っていう。 狂おしい感情の迸り、どくどくです。アイリッシュもブラックも関係ないですね。 『Genius Loves Company』のベスト・トラック。売り上げ向上を狙っての政略結婚かと疑…

Speakerboxxx & The Love Below/OutKast

ようやく聴きました。ずっと気になってたんだよな。OutKastのソロ×2といった趣の二枚組。去年は「Hey Ya!」のプロモが脳内で勝手に再生されて困った。あの手をひらひらさせる振り付け、やってみたい(笑)。 さて、CD買って、家に帰って、プレーヤーに突っ込…

朝のリレー/24時のブルース②

朝のリレー/24時のブルース①からの続き。 アルバム終盤、ふいに激情の嵐が去り、気怠さと悲しみが立ち込める。そして柔らかなリズム・ボックスの音に乗せアコースティック・ギターが刻まれ、「24時のブルース」が始まる。 24時のブルース/曽我部恵一 犬は…

朝のリレー/24時のブルース①

先日、僕の友人がmixiにおいて、谷川俊太郎の「朝のリレー」を取り上げ、インターネット及び大量消費社会と絡めて論じていた*1。 朝のリレー/谷川俊太郎 カムチャッカの若者がきりんの夢を見ている時メキシコの娘は朝もやの中でバスを待っているニューヨーク…

テクノ・ミュージックと記憶

Jeff Mills*1のExhibitionsitを渋谷の街を歩きながら聴く。意味がそこらじゅうに飽和し、吐き気を催すような街で、意味への安易な頽落を拒否する硬質な音が心地よい。ミニマルなループが呼び起こすのは感情以前の神経のざわめきである。 テクノ・ミュージッ…