日記

餓記

昨日に続き朝食以外口にせず。案外食事をしなくても活動できるものだ。1日3度の食事を続けているとその習慣が強迫観念へと代わり、栄養を摂取する必要もないのに腹が減ったりするのではないか。などとなかば非科学的なことを考えてみる。いや、気の持ちよう…

おくやみ

asahi.com より 「惑星ソラリス」原作者 スタニスワフ・レムさん死去 スタニスワフ・レムさん(ポーランドのSF作家)27日、ポーランドのクラクフで死去、84歳。秘書が明らかにした。タルコフスキー監督の映画「惑星ソラリス」の原作となった「ソラリス…

シナモン・ガール

Last FM に加入。こりゃすごい。とりあえず Rufus Wainwright 繋がりで色々聞いてみる。 Nina Simone…ん? …ニーナ・シナモンだとずっと思ってた。恥ずかし。 各メジャー・ラジオ局が独自色を失い、無難なヒット・チャート一辺倒になる中、インターネット・…

鏡よ鏡

僕は自分の命を、命そのもの以外の何か特定の一つのもののために燃焼させるにはまだ若すぎるのかも知れない。いや、自分に言い訳を与えすぎないように、経験が浅すぎ、かつ、才能に乏しすぎる、と訂正しよう。同じ歳で遥かなる偉業を成し遂げた才人は枚挙に…

精神と時の部屋に籠りたい。

腰を据えてじっくり学び考えていきたいことと、今しなければならないことが、あまりに乖離している。これがずっと僕の悩みなのだけれど、きっと、永遠に解放されることはないのだろう。

バッテリーはビンビンだぜぃ。

新モルツ、うまい。KIRIN派の僕も満足。最近のサントリーは冴えている。 飲んだら乗らない。誤発車の恐れがある。 こんな夜にお前に乗れないなんて。

この雨にやられてエンジンいかれちまった。

どうしてこの季節にこんな酷い雨が降るのか分からない。 世界は理解不能で納得のいかないことに溢れていて、それでも、どうにか折り合いを付けて生き延びていくしかないのだ。 僕が夜中まで1日のほとんどを過ごす研究室はキャンパスの端にあって、大学の傍に…

泳いだ。

しばらく泳ぎつけていないと、身体の水への適応はあっという間に失われる。僕が一番イルカに近かったのは小学生の頃だ。今日も隣のコースを軽やかに泳ぐ小学生を寂しく眺めた。確かに23歳の僕は彼らよりも速く泳ぐことは出来る。だけど僕の泳ぎには彼らの泳…

雨の月曜日@大阪

しばらく日記を書いていなかったので備忘録を兼ね、今週の月曜日だけ中途半端に振り返ってみます。 月曜日、研究成果の発表会のようなものがあって、大阪まで行って来ました。 夜行バスで4000円ちょい。JRとか京王とかの大手だと8000円とかしますが、今は中…

ご無沙汰しています。

一回休みだすとなかなか書き出すきっかけがなくなるものですね。 僕はといえば特に変わりなく過ごしております。

2月15日の開闢

柄でもなく少し早く起きた朝は、デカルトの言う、全ての知覚を欺く悪魔をも出し抜けるような気がする。だって僕が五時に目覚めるなんて悪魔にだって想定外だろうから。 そのせいだろうか、二月にしては妙に生温い朝の空気の中で遠くに望む富士山は、形も色も…

ただ春を待つ。

土日は後輩の卒業研究に付きっ切りでしたが、暇を見て髪を切りました。 対象性の破れが生じました。 髪が薄くなったせいか光トポグラフィー*1の感度が上昇。 被験者数は1ですが、なかなか面白い結果です。 あとはどれだけ被験者数を増やせるか。 この1年間、…

人が実験を起こすんじゃない、実験が人を起こすんだ

先生: 「エラーが出た、実験を中止しなさい。」 僕: 「いや、平気なんですよ、後でちゃんとチェックすれば…」 先生: 「駄目です、やり直しです。」 僕: 「まだいけます、続けさせて下さい!」 先生: 「駄目だ!!」 僕: 「…何がマニュアルだ……実験は現場…

十年一日

いろんなことがあったけど みんなもとに戻っていく ここにいれば大丈夫だと信じてた 水槽の熱帯魚から 離れられなくなっていた 僕が僕でいられないような気がしてたのに 遠くでないてる 僕らには聞こえる 魔力の香りがする緑色のうた声 顔じゅういっぱい僕に…

煙草と『tronika』(冬の夜の声について)

冬の真夜中、窓を開けて煙草に火を着ける。澄んだ空気と煙草の煙とが同時に部屋の中へ、胃の中へと流れ込んでくる。何を成し遂げたわけでもない1日が灰と変わって行く。怖いほど静かな夜で、通りには街灯が等間隔で並んでいるのが見えるだけだ。 ふと、聞き…

本日の古本@河野書店

カール・マルクス『共産主義者宣言』 金塚貞文の新訳で。岩波文庫の小難しい活字の雰囲気に浸るのもいいけど、21世紀の今こそポップに楽しもうというわけです。 ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『反哲学的断章―文化と価値』 これは文庫化されてないみた…

逆チューリングテスト

ここのところ解析のためのプログラミングに追われる日々です。プログラミングを毛嫌い(食わず嫌い)していた僕ですが、なんとなく面白みが解ってきました。謂わばコンピュータとの会話ですね。もちろんコンピュータに情緒を感じることはできませんから、いか…

天の岩戸

また一つの太陽の輝きが消えた。 その時僕は生命の狂騒の中にいた。 一年の間で、昼が最も短く、夜が最も長くなるこの季節にクリスマスが行われるのは偶然ではない。悪霊の駆け廻る暗黒への接近が極大に達し、太陽が再び力を盛り返そうとする冬至の日。古代…

ご予定

22〜25: Lust Christmas

巨匠らと会う(2×2)

一昨日は横浜トリエンナーレの最終日だったこともあって奈良美智さんと村上隆さんという現代美術を代表するお二人と遭遇することができました。 昨日は慶應義塾大学で行われた論理思考と認知に関する国際シンポジウムに参加しました。なんと科学界を代表する…

ポリリズム

稚拙なプログラミングなぞに闘志を燃やしていたら終電に乗り遅れた。横浜駅から自宅まで国道を二時間歩く。ずっとthe verveのSweet bitter symphony*1(四拍子)を歌いながら足取りは三拍子をキープ。充分職質レベル。パトカー通りかかってもくじけない。 *1…

我愛水菜。

てなわけで忘年どころか鬱憤溜まる会でしたので、恵比寿で一人忘年会しなおし。 Transit Cafeで一人飲んだくれる。うめーなあ、この白ワイン。むむ、名前忘れたわ。荒んだ僕を優しく受け入れてくれてありがとう。 んで〆にAFURIで傷口に擦り込むが如く塩ラー…

暴言。

エレファントカシマシ「so many people」 幸か不幸か僕ら 島国の生まれで 恋も革命もいずれ 一国に尽きる運命かい? So many people / 宮本浩次 青い書生の愚痴なのでスルーしてください。 でも、ピースフルに生きたいのです。だから。 「ふいんき読めない人…

ブルー以外に憂鬱の色があればいいのに。

私、なんだかグリーンな気分なの。そう呟くと彼女は森へ向かった。パープルな彼は今日も煙草のもやの中。ブルースならぬレッズが浦和の哀歌。そこの君、いつまで立ちすくんでいるんだい?イエローは「注意して進め」だぜ。見てごらん、ビルの向こうにメロン…

「ダイナミカル宣言」

をしていらっしゃる上智大学・鈴木宏昭先生に久々に会った。id:loi_loiとU野先輩と俺の3人だけのために毎週駒場まで講義に来て頂いていた。思えば生命 / 認知科学科所属のくせに、まともな認知科学の授業はこれしか受けていないぞ。アウトソーシング学科。い…

私信より。

「そう。確かにくるりは素晴らしいのだけれど。 どこで分かれたのかしら。コンサル志望のM君の価値観と僕の価値観と。アメリカ型自由競争の素晴らしさを説く彼の言に僕は虚ろに相槌をうつのみ。相槌うつ能力くらいは僕だって持っているけれど。誕生日パーテ…

停滞

学部4年からやっている研究、もう実験も終わってデータ処理もほとんど終わっているのですが、なにせ脳活動のデータというのは時間×空間×各種パラメータと、非常に次元が大きいので、きちんと統計的にものを言うのが、難しいんですよね。それで色んなソフトに…

本日の古本@�͖쏑�X - ���̓����u���꓌���O�w�v�����̌Ö{�� - KONOSHOTEN(駒場東大前)

Noam Chomsky『Cartesian Linguistics: A Chapter in the History of Rationalist Thought』 1966年出版のハードカバー版入手。新版のカバーはデカルトとチョムスキーを並べているのか…。すげーな。 港千尋『記憶―「創造」と「想起」の力 (講談社選書メチエ)…

フィッシュマンズ「ナイト・クルージング」10周年

天からの贈り物。 10年もの間、夜にたゆたい続けた人たちは、今では異国の浜辺に打ち上げられた頃だろか。 Up and down, up and down Slow fast, slow fast

認知言語学

生成文法も碌にマスターしていないのですが、認知言語学の勉強も始めてみることに。Johnson&Lakof (2002) "Why cognitive linguistics requires embodied realism"でも読んでみる。ことによればこちらのほうが脳科学と親和性があるかも知れないし*1。 昨日、…