2008-01-01から1年間の記事一覧

エレカシ野音にやってきました。

万難を排し参加。 エレファントカシマシの夏秋の野音イベントは毎年の恒例行事なんだけれど、開演二時間前にやってきたのは初めて。早めに来るとリハが外で聴けるという特典があるのだ。 というか宮本氏声でかすぎ(笑)。日比谷駅出てすぐの芝生の憩いのスペ…

すまねえ俺たち。

俺なりに頑張ってるのだ。といっても包括的な「俺なり」なんてのは当の俺しかわからなくって、周囲の人々は様々に分断された俺たちのうちのどれかひとつを見ているに過ぎない。研究室での俺、バイト先での俺、家での俺、バンドでの俺、友人の前の俺、恋人の前…

数時間も13年も私にとっては同じなの

昨日は締め切り間際に書類を提出しに行ったら、sumidatomohisa さん、 boy-smith くん、その他授業や勉強会などで馴染みの人たちが集まっていて、みんなこの数日、あるいは数週間、苦労したんだろうなあ、といった感じでげっそりしていて、愛おしくなってし…

俺は愚図だし学振もないけど

自由と喚いている不自由がここにある。というわけで。 夜中のコーヒーを濃いブラックにして。 明日が学振*1の申請締め切りということで二徹で書類書いてます。 金が〜欲しくて〜徹夜して〜落ち〜る〜だけ〜。 *1:勤労貧困な現状脱出の唯一の手段!

多摩川線夜想曲

ホームへ降り立って、なんだかくすぐったいような罪悪感を覚えて立ち止まる。多摩川に程近いその駅には栗の花の匂いが立ち込めていた。闇の中に白い花がぼうっと浮かんで見える。幼いころ僕の家の前には栗畑が広がっていて、この季節には家の中まで匂いが立…

自らの伝言

地表面の七割は水 人体の七割も水 われわれの最も深い感情も思想も 水が感じ 水が考へてゐるにちがひない大岡信『故郷の水へのメッセージ』 雑誌に投稿していた論文にコメントが付いて戻ってきた。2 人の査読者のうち 1 人はべた褒め、と見せかけ結構突っ込…

キャンプ!やかん!!裸眼!!!

昨年の Natural High! は山も水も天気も (朝、東京を出発するときは土砂降りだったのに、向こうについたら快晴!) ご飯も音楽も最高で、今年も誰が出るか、とかは関係なく参戦する予定なので、その計画を立てよう、ということで中目黒に結集。僕が大学を出る…

悦ばしき知識:鏡について

Uで彼は、絵画に政治がコード化できるのを初めて知り、ソナタが生けるヒエラルキーのように幾層にも分かれていくのを初めて聞き、文章がリズミカルに連動していくのを初めて感じた。他人の肉体の濡れたシャミーレザーに初めて自分自身を埋め込んだのもここ…

信ずるものは辛いナリ!

確かにその通りかもしれません。しかし、信じることは、また、幸いへの唯一つの道でもあります。信じるひとよ幸いなれ。

「万物が原子から出来ているだなんて、大嘘です!」

知識の構造化云々のこうちょうせんせいのお話は半分夢の中だったけれど、新設の数物連携宇宙研究機構の村山斉先生のお話は鮮やかで前向きでとても清々しかった。ダークマターとかダークエネルギーといった正体不明のものが宇宙のエネルギーの大半を占めてい…

マイスターを侮るな

日本武道館で博士課程の入学式。 千鳥ヶ淵の桜はこの数日度重なった風雨でほとんど散っていたけれども、枝にうっすらと桜色が残っている。いい加減、入学、おめでとう、などという文句も気恥ずかしく、煩わしくなった歳なので、この程度の晴れやかさ、ちゅう…

これが自然種だ!

と講談社現代新書のように高らかに名指し得るものがあるのか、僕には皆目わからない。*1 前回のネッド・ブロック Ned Block の翻訳に自然種 natural kind という語が出てくる。これまでも何度も様々な本で目にした語であるが、いまいち、自然種とは何か、が…

意識、アクセス可能性、そして心理学と脳科学の噛み合わせ/ネッド・ブロック

Consciousness, accessibility, and the mesh between psychology and neuroscience Block N. Behav Brain Sci. 2007 Dec;30(5-6):481-99; discussion 499-548. 『Behavioral and Brain Sciene』の昨年の最終号で、意識のアクセス可能性を巡ってネッド・ブロ…

ご報告

紆余曲折ございましたが、わたくし、本日をもちまして修士課程を修了いたしました。来年度からも同じ研究室の博士課程に進学いたしますので生活が大きく変わることはないのですが、漸く今日になって自分の中で一つの区切りとしての実感が芽生えました。 この…

俺の脳味噌今日もフリースタイルモード

犬も食わねえ日常の垂れ流しで有限の WEB スペースを食い潰す輩は氏ね、と友人は鼻から紫煙を吹きながら、言った。わっく!朝から晩まで論文執筆の緻密な作業、一言たりとも疎かにせず。もうくらくらしてきた。回顧懐古。 夜勤明け日曜朝からバンド練習。健…

閏日ジュビリー!

2月に29日は存在しない。今日は2月28日のつぎの日で、3月1日のまえの日だ。従って今日は存在しない。カレンダーにないいちにち。ぽっかり宙に浮いたいちにち。まったく自由ないちにち。太陽系をつくった空飛ぶスパゲッティ・モンスターから4年に1度届くプレ…

論理が苦。克服計画始動。

哲学の授業と喫煙所でよく顔を合わせていたミスター・ロンリーもといミスター論理こと id:at_akada さんが論理学を切れ味鋭く振り回しているのを見て羨ましくなり、戸田山和久『論理学をつくる』を買った。この本をきっかけに akada さんは僕が到底届き得な…

僕の小規模な失敗

昨夜は資料集めのために初めて本郷の文学部図書館に行ってきた。読みたくても身近になかった本が地下の書庫にみっちりと背を並べていてひどく鼻息が荒くなった。こういった知識の大洪水を前にすると一生かけてもとても吸収しきれない量に絶望すると同時にわ…

しょうかっこうからやりなおし。

End Of The DREAMSアーティスト: フラバルス出版社/メーカー: Columbia Music Entertainment,inc.( C)(M)発売日: 2007/06/20メディア: CD購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (10件) を見る友人から借りた金を手に、夕暮れコンビニに向かい、あさ…

ほうとう息子、還る

絵はレンブラントによる『ほうとう息子の帰宅』である。 ほうとう息子である shokou5 はあり金をすべて持って、やや遠い国に旅立ち、そこで盆地の寒さに負けてほうとうを一杯食べて、財産のほとんどを使い果たしてしまった。次の日から、shokou5 は食べるに…

アンドリュー

最近、このつつましやかなブログにアンドリューを名乗る男がわけのわからないスパム・コメントを大量に寄せてくる。どこかにリンクを張っているようだが、はてなのコメント欄はハイパーリンクを受け付けないので、まったくもって無駄である。迷惑なやつであ…

桜の木の下には shokou5 が眠っている!

城が好きでとにかく城下町は旅のルートからけして外さないので、今までいくつも名城と呼ばれるものを見てきたのだけれど甲府城ほどその石垣に見惚れたことはなかった。天守閣が再建されていないため石垣が強調されるせいもあるだろうし、雪に埋もれた城郭を…

僕らが旅にでる理由 五つ目

いつもの東中野駅でいつもとは逆方向の中央線に乗ってしまった。もう戻れない。戻らない。 「旅に出る理由の無い旅」は久しぶりで少し戸惑う。最後に理由のない旅をしたのは 4 年前の九州自転車旅行以来だ。阿蘇を越えて彼女と出会ってからは世界は何かにつけて…

甲府に着いた。

甲府城趾から市街を展望。本当にすり鉢の底。富士がすり鉢のへりの向こうにユウモラスに顔を出している。垣の石組が美しい。やはり雪は東京より、深い。

個人英雄

太宰治「花燭」より 自身の行為の覚悟が、いま一ばん急な問題ではないのでしょうか。ひとのことより、まずご自分の救済をしてください。そうして僕たちに見せて下さい。目立たないことであっても、僕たちは尊敬します。どんなにささやかでも、個人の努力を、…

[日記]ぬくもりゆく凍死

(え〜ここのところ諸般の事情により只のセキララ☆日記になっております。脳や言語など高尚なテエマに興味のあるかたは他を当たって下さい) 女々しくも「俺の生活は恋人の笑顔と暇つぶし」との至言を放いし宮本浩次同様に虚人と成り果てたる俺なのであるが…

さよならなんて言えないよ。

今夜の電話で四年間続いた恋人との会話にピリオド。 昨夜は渋谷から東中野まで夜道を何時間もかけて歩きながら最後に何を伝えようかずっと考えていた。けれども、これまで、いくら話しても満足に伝えきれなかったからこそ、足掻くようにして何年も言葉を積み…

ストレートになりたい。

下の一週間前のエントリは、本当は、素直に「あけましておめでとう」が言いたくて書き出したものなのだけれど、やはりいつものようにひねくれてしまいました。楽しんでいただけたみたいですけれど反省しています。そもそも、斜に構えるのはやめようと思って…

画樱花以消憂

今朝、目を覚ますと部屋は不吉に薄暗く、体は冷え切っていた。雪が舞っていた。湿った雪道を歩きながら思う。寂しさを伝えることすら出来ないのが本当に寂しい。心にまで酷い底冷えが及ぶ。キャンパスの裸の銀杏並木を見ていたら何だか堪らなくなった。花を…

厭けました。

年末から論文執筆に明け暮れており、三日不眠で半日眠るというような滅茶苦茶なサイクルで生きていたために(16÷3.5)でまだ一月五日ほどの気分。新年の挨拶にはまだ遅すぎず。実にお目出たい。 作家が身を削りながら執筆に励むというエピソードには、たかだか…